今回は、他社制作のオリジナルテーマで作られたサイトでエラーを対処していくなかで、最終的に「全てのエラーを解決できなかったこと」「wordpressのアップデートに対応できないなら、オリジナルテーマで作らないで欲しいと思ったこと」について書いていきます。
※このサイトは、ブロックエディタが登場する前のwordpressサイトのため、ゴリゴリにテンプレートファイルにコーディングがされています。
①バックアップファイルが存在しない
少し前まではサイトを更新できていたことから、直近のwordpressとプラグインが自動更新された時に何らかが原因でエラーが起きていることが分かりました。
保守について確認すると、wordpressのコンテンツの更新は自社で行っているが、プラグインの更新、wordpressのテーマの更新などは行ったことがないということなので、バックアップファイルがサーバーにある分しか存在しないということになりました。
この時点で、バックアップを保存して、本番サイトを複製したテストサイトを作成しました。
②phpファイルの記述エラーで、ページが表示されていなかった
最初に対処するエラーは、「他のページは表示されているのに、トップページだけ表示されていない」という状況についてでした。
まず、エラー文の表示をオンにしてみると、使用しているテーマで呼び出されるプログラムファイル、プラグインのファイルでエラーが発生していることが分かりました。
トップページに関連するphpファイルのエラー文を探すと、ある特定箇所の記述が間違っているということを示していたので修正をしたところ、トップページが元通り表示されるようになりました。
これで、お客様のサイトに来るユーザーに対しては、問題なくなりました。
③投稿画面のレイアウトが崩れた。更新ボタンも表示されていない。
次に対処するエラーは、投稿画面のレイアウト崩れについてです。具体的には、投稿画面右側にある更新ボタン、サムネイル画像の選択をする項目が表示されていないことについてでした。
これについては、PCのモニターの上半分がエラー文になるくらい埋め尽くされていて、自分の手には負えなかったため、何も修正作業をすることが出来ませんでした。
取り急ぎ、トップページが見れるようになった時点で、作業終了ということになりました。
結論:保守しないなら、wordpressのオリジナルテーマは止めてください
制作当時は問題なかったプログラムファイルの記述でも、少しの構文エラーが原因でサイトが見れなくなることがあるので、wordpressのオリジナルテーマを作って納品した場合には、保守をちゃんとしてあげて欲しいと思いました。
WordPressのオリジナルテーマを作れる必要はない!三つの理由