水中ドローン安全潜航操縦士 講習会を受講してきました

水中ドローン

2月5日(日)に、水中ドローンスクール ウミガク 東京 神奈川 三浦校さんで、「水中ドローン安全潜航操縦士」の講習会を受講してきました。

学科、実技に合格して、必要な手続きを済ませたので、3月中にライセンス(賠償保険自動付帯)が届くことになっています。

※2月15日を最後に、水中ドローンスクールは、ドローンスクール ソラガク 大阪 和歌山校でのみ開講するということでしたので、駆け込みでの受講となりました。

水中ドローン安全潜航操縦士とは

「水中ドローン安全潜航操縦士」は、水中ドローンを活用した水中事業の拡充に向け、
優れた技能と知識を持った水中ドローン人材の育成を目指して策定したライセンスです。
講習会およびその資格取得のための独自の研修・受講プログラムによって水中ドローンの機能を熟知し、安全に操縦できる一定のレベルに達していると同協会が認定する人材に付与される、独自の民間資格です。

一般社団法人日本水中ドローン協会 https://japan-underwaterdrone.com/nintei/udsdp/

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なぜ受講しようと思ったのか?

まず、飛行型ドローンのパイロットの需要について調査した結果、空撮分野はレッドオーシャン化していること、むしろ兼業ドローンパイロットとして、農薬散布、災害救助用、物流に活用する段階に移行してきているということがあるということで、今から飛行型ドローンパイロットの資格をとってもメリットが少ないと考えました。

屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」を使ったサービスもあるので、参入者が少ないであろう、屋内でドローンを使ったサービスという切り口は、需要があると思います。

一方で、水中ドローンは、飛行型ドローンと比べて、業務用途(橋脚点検、護岸点検、船底点検、養殖業など)としてのニーズに特化していると思いました。なぜなら、行政などの管理下にあるモノが対象となることが多いので、そうなると企業への発注となり、競合入札があった場合には参加資格が必要となり、個人が参入しにくい分野ではないか?と考えました。

講習の流れについて

前泊

朝に弱く始発に乗り遅れそうだった為、スクールに併設されているオーシャンビレッジ三浦さんに前泊しました。当日の朝は、きれいな海、港を見ることが出来ました。

座学

午前中は、水中ドローンに関する法令と必要な申請書類、実作業での人員配置、作業プランの立て方について学びます。

実技

今回、実技で使用した機体は、CHASING M2です。この機体は、基本セットで30万円ほど、オプションを購入すると40万円ほどする業務用のもので、低価格帯の水中ドローンと比べて、自由な動きができるようになっています。


具体的には、低価格の水中ドローンは、左右の移動が出来ず、仰角が45度で真上・真下を見れませんが、業務用は左右に移動ができ、真上・真下も見れるという違いがあります。

実技では、機体のセットの仕方、潜航と浮上、前後左右、カメラの位置を上下、八の字に進むなどをやりました。

忘れていけないのが、目視外操作です。プールは透明度が高いので、水中ドローンを目視で操作可能ですが、実際の現場では水中のドローンを目視することが出来ません。なので、ドローンのカメラ映像をもとに、操作することもやりました。

水中では、電波が繋がりにくく、コントローラーと機体は有線ケーブル(テザーケーブル)で接続しています。このケーブルが、からまったりしないように管理する人が必要ということも知りました。(テレビ局のカメラマンのケーブルをさばく、カメアシさんと同じ役割です)
少なくとも水中ドローンの作業には、水中ドローンを操作する人、ケーブルを管理する人の合計2人(できれば、もう1人全体管理をする人)が必要となってくるのが、1人でサクッと飛ばすことが出来る飛行型ドローンとの違いです。

今後の水中ドローンを使ったビジネスについて

水中ドローンのライセンスを取得することで、会社の名前を借りて、水中ドローンの事業を展開したいと思っています。また、業務用の水中ドローンは価格が高いため、当面は機体をレンタルしてやっていくことを考えています。

千葉県からの出張になりますが、当ブログを読んでいただいた方で、水中ドローンを使って、普段は見ることが出来ない部分の点検、人が潜る前の事前点検を考えている方、お問い合わせ、ぜひお待ちしています。

4月には、Dアカデミー関東 埼玉校さんのオリジナルカリキュラム 産業訓練講習(潮流のある中での操作などより実務的な講習内容)も受講予定です。

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